2022.10.19
目次
高槻市で金属などの処分をするときには不用品買取業者を利用する方法があります。その買取業者についてまとめました。
金属くずは産業廃棄物の1つです。金属くずは、数ある産業廃棄物の中でもリサイクル率がとても高いものです。廃棄物処理法では、産業廃棄物は20種目に分けられています。金属くずはその名の通り金属系のくずになりますが、空き缶や研磨くず、切削くず、金属スクラップなどその中身は多種多様で鉄鋼や非鉄金属の製造や加工の際に排出されたり建築廃材から排出されたりすることも少なくないのです。
金属くずは鉄が主成分になっている鉄くずが主流になっています。しかし、それ以外にも銅や真鍮、アルミやステンレス、さらにはレアメタルなどが金属くずに含まれていて、これらは非鉄金属ともいわれています。
〇工場
工場で生産している品目によって違いますが、工場では金属くずが排出されやすいところです。特に金属系の製品を作っているところであれば大量の研磨くずや切削くずが排出されます。
〇小売店
一般的な小売店でも商品陳列用の棚の備品に金属が使われていることは多いです。商品構成を変更したり、店内の模様替えをしたりなどを行う際には、大量の金属くずが排出される可能性があるのです。お店の閉店などではより多くの金属くずが排出され、複数の店舗のテナントの場合は、一気に大量の金属くずが排出されることもあります。
〇大型施設
大規模なチェーン店やショッピングモールなどの大型施設の場合は、ブランドやロゴを変更するだけでも全店舗を通して金属くずが排出されます。病院や施設でも備品の買い替えのタイミングやリニューアルで金属くずがでるのです。
金属くずの処理方法の比率として、再生利用が92%、減量化が6%、最終処分が2%となっていて排出された金属くずのほとんどがリサイクル処理をされていることになります。主なリサイクル処理としては廃棄物の中から金属部分を取り除いて回収する金属回収と、不純物が多い金属を製錬する金属精錬があります。
〇金属回収
廃棄物の中から鉄、銅、金や銀といった金属を取り出して回収するリサイクル処理方法になります。パソコンなどに含まれているものがそうです。
〇金属精錬
不純物を多く含んでいる金属を精錬して高純度な金属を取り出すことを金属精錬と呼びます。アルミニウムや鉄といった金属は何度でも精錬できるのでリサイクルに適しています。
〇埋め立て処理法
金属回収や金属精錬といったリサイクル処理に適さない金属くずは埋め立て処理になります。金属くずは安定型産業廃棄物に分類されています。埋め立て処理を行う金属くずは少ないので最後の処理手段といえます。
金属くずのスクラップは毎日相場が更新されています。相場をなるべくチェックしておくようにしましょう。業者によっては1キロ未満の場合は買取してもらうことができないこともあるのでなるべく多くまとめておくようにします。
真鍮の需要
真鍮は、銅と亜鉛の合金のことになり、亜鉛が20%以上のものです。銅と亜鉛の割合やそのほか成分の含有量により呼び名が違います。真鍮は、銀の次に電気伝導性が高く、コネクターやコンセントなどの接続器として用いられました。熱間鍛造性や展延性に優れているので加熱することでさまざまな形状に加工できるのです。時計などの精密部品や正確な切削が必要なボルトやナットなどにも真鍮が使われます。
〇真鍮(上)
銅と亜鉛の合金なので見た目が金色なのが特徴になります。不純物のない真鍮は上になります。
〇真鍮(下)
プラスチックや鉄などがついているものです。
〇真鍮ダライ粉
加工したときに発生する粉状のスクラップです。油分や鉄、ステンレス、アルミニウムが混入している場合は買い取られないこともあります。
〇高力真鍮
高力真鍮は、マンガン、アルミ、鉄を添加した合金になります。強度もあって耐食性に優れます。
なるべく高値で買取してもらうには相場を知っておくようにします。
売る時期も見極めておくようにしましょう。
ある程度毎月のように金属くずの買取依頼をする場合は定期的に一定量で依頼すると高価買取を目指せます。
量を考える
少量を売ろうというよりも、ある程度ためてからたくさんの量を売るほうが高額買取になりやすいでしょう。その際は品目ごとにまとめて分けておき、わかりやすく、扱いやすくするとよいです。
買取後の手間をなくすために、品目別にしておくことと、混入物なども取り除いておくことも大事です。メッキや樹脂、汚れなどをなくしておいて状態をよくしておけば、高額買取につながる可能性があります。汚れたままで出してしまうと手間もかかるので買取額が下がることも。
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